山下内科の山下です。今回は「加工食品を避ける」です。
この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘（直腸・肛門）に着目した新しい治療法（ある座薬を使用）を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。
しかし、注意しなければいけないことは、便秘というのはは出口の便秘を治しつつ、良い便をつくる生活習慣の改善で良くなっていくということです。良い便をつくる生活習慣とは食事・運動・睡眠・ストレスなどの改善のことです。便秘解消には総合戦略で行く必要があるのです。それでは、食事の改善についてです。
悪い油を避けるためには、加工食品を極力避けなくてはいけません。お菓子、レトルト食品、冷凍食品などのパッケージを見ると、大量の砂糖、植物油が使われています。又、加工食品にはその他保存料、着色料、人工甘味料、香料などの食品添加物が大量に含まれており、それぞれの成分が腸の粘膜に対してダメージを与えます。
又、加工食品には、カロリーは充分あるのですが、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質のファイトケミカルなどの体に大切なはたらきをする栄養素が不足しています。塩分のナトリウムが多くカリウムが少ないので血圧の上昇に注意がいります。食物繊維は加工の過程でかなり取り除かれているので便通が悪化しやすくなります。
炎症を引き起こす油、添加物を避けるためにはホールフードの穀物、野菜を自分で調理して食事をつくりましょう。コンビニ、ファストフードで食事をすますことなく、毎日の食事には手間をかけてください。
当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法（ある座薬を使用）を提供することができます。
