山下内科の山下です。今回は「筋トレのすすめ」です。
この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘(直腸・肛門)に着目した新しい治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。
しかし、注意しなければいけないことは、便秘というのはは出口の便秘を治しつつ、良い便をつくる生活習慣の改善で良くなっていくということです。良い便をつくる生活習慣とは食事・運動・睡眠・ストレスなどの改善のことです。便秘解消には総合戦略で行く必要があるのです。それでは、運動のすすめについてです。
筋トレは、ウォーキングなどの有酸素運動と併用して行うとより効果があります。筋トレで基礎代謝がアップして太りにくい体になり、血糖が筋肉内に取り込まれて血糖値が下がり糖尿病の予防や治療になります。その他に、姿勢改善、ストレス軽減、睡眠の質を上げる、こり・むくみ・冷え症の改善などがあります。ただ、なかなか長続きしないのが普通です。その為、出来る方は、朝、早起きをして時間をつくり、筋トレをやってしまうことおすすめします。
又、排便に対しては腹筋の筋トレが重要です。排便時に腹圧がしっかりかかると一気に腸内の便を排出することができます。排便時に重要な筋肉は腹直筋下部と腹横筋です。腹直筋下部を鍛えるにはレッグレイズと呼ばれる、寝た状態で足を曲げた状態にして上下に動かすような運動で鍛えると良いでしょう。詳しくはネットで検索してみてください。
そして、筋トレで体を動かすことは体中の炎症反応を抑えるはたらきがあり、体の炎症が抑えられると甲状腺ホルモンが活性化していくことがわかっています。甲状腺ホルモンは全身の代謝を活性化するとともに、腸の運動も活性化して便通も改善していきます。
当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。