山下内科の山下です。今回は「運動の習慣化」です。
この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘(直腸・肛門)に着目した新しい治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。
しかし、注意しなければいけないことは、便秘というのはは出口の便秘を治しつつ、良い便をつくる生活習慣の改善で良くなっていくということです。良い便をつくる生活習慣とは食事・運動・睡眠・ストレスなどの改善のことです。便秘解消には総合戦略で行く必要があるのです。それでは、運動のすすめについてです。
運動を継続することが腸の環境に大きな影響を与えますが、実際には継続できないために、結局長続きできない人が多いのです。習慣化する最大のポイントは、当たり前と思うかもしれませんが習慣化したい行動を毎日続けることです。行動を続けることで、その行動を起こす脳内領域が前頭前野(意識領域)から大脳基底核(無意識領域)に徐々に変わっていきます。
そのためには、やらない言い訳をができないくらい毎日のノルマを小さくすることが重要です。初めから30分とか5Kmとか大きな目標をもってジョギングするよりは、1分外に出て走るとか、室内で30秒その場でもも上げをする、でもかまわないのです。習慣化したい行動を意識的にを毎日行うことによって、次第に意識の壁がはずれていきます。ジョギングを毎日する習慣さえできれば、時間や距離を延ばしていくことは簡単なことなのです。
一般に簡単なものであれば、習慣化するのに平均66日程度かかることがわかっています。そのため習慣を身につけるには最初の1か月が勝負です。そうしてこの基礎習慣をしっかりと意識的に身につけて運動量を増やしていくことができれば、将来劇的な変化が訪れることでしょう。
当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。