名古屋市瑞穂区の内科・消化器内科

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睡眠等の改善

[ 早寝早起きのすすめ ]

 山下内科の山下です。今回は「早寝早起きのすすめ」です。

この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘(直腸・肛門)に着目した新しい治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。

しかし、注意しなければいけないことは、便秘というのはは出口の便秘を治しつつ、良い便をつくる生活習慣の改善で良くなっていくということです。良い便をつくる生活習慣とは食事・運動・睡眠・ストレスなどの改善のことです。便秘解消には総合戦略で行く必要があるのです。それでは、睡眠等の改善についてです。

質のいい便を作るには睡眠は欠かせません。睡眠中の副交感神経が優位の時に腸の蠕動運動が活発化し、便がつくられ運ばれていきます。便秘を起こさないために、まず良質の睡眠が重要になるのです。

一日に必要な睡眠時間は7~8時間といわれていますが、これは多くの人に当てはまる数字であると思います。東洋医学では、人の体は24時間サイクルで動いており、それぞれの内臓が活発に動く時間帯が違います。特に便通に関係する内臓は、大腸です。大腸が最も活発に動く時間は、5時~7時の早朝です。つまり、この時間が排便のゴールデンタイムというわけです。

また、23時~深夜1時は、体の働きが低下するので、この時間にしっかり眠り、内臓の働きを高めることが大切です。不要な排泄物としてできあがったものが便であり、質の良い便を作り体のデトックスをするには、23時までに睡眠をとることが大切になります。

したがって、朝のゴールデンタイムをしっかり活用するためにも、早寝早起きの習慣をつけていきましょう。

しかし、最近は夜型の生活パターンの方が増えています。朝はギリギリまで寝ていて、出勤前にトイレに入る時間がなく、夜の落ち着いた時間に排便があるという「夜型排便」の方が多いのも事実です。夜型の方は「出したいときに出せばいい」「便が出る時間帯は人によって日によって違って当然」と考えて、時間にこだわらずに、出したいときにきちんと出しきることが重要です。

 当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。

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