山下内科の山下です。今回は「寝る前に癒しの音楽を聴く」です。
この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘(直腸・肛門)に着目した新しい治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。
しかし、注意しなければいけないことは、便秘というのはは出口の便秘を治しつつ、良い便をつくる生活習慣の改善で良くなっていくということです。良い便をつくる生活習慣とは食事・運動・睡眠・ストレスなどの改善のことです。便秘解消には総合戦略で行く必要があるのです。それでは、睡眠等の改善についてです。
眠る前に癒しの音楽を聴くことも、睡眠の質を上げるのに有効です。
「奇跡の周波数」と呼ばれている528Hzの音楽が、自律神経の中でも心身を安らぎモードに導く副交感神経にスイッチが入るため、リラックス効果が期待できます。
また、「世界の背景雑音」とよばれるグリーンノイズがあります。グリーンノイズの例としては、葉のざわめき、小川のせせらぎ、小雨の音などがあります。実際の自然の音でなくても自然の音を模倣した音もグリーンノイズに含みます。
その他にも、ヒーリングサウンド、瞑想サウンド、脳が休まる音楽など、 ネットのユーチューブで検索をしてみてはどうでしょうか。
これらの癒しのサウンドの効果には、なんといっても睡眠の質の向上があります。過度なストレスにさらされ傷ついたたり壊れたりした細胞のDNAを修復すると言われています。睡眠を妨げる邪魔な音を遮断し、より穏やかな雰囲気を作り出すのに役立ちます。穏やかで一定の音は、深く途切れることのない眠りに導いてくれます。夜眠る時に脳内で会話が止まらない方には、ぜひ試していただきたいです。
もう一つ、これらの癒しのサウンドの効果にはストレスを軽減する作用があります。これらのサウンドは、体内のリラクゼーション反応を誘発し、ストレスホルモンであるコルチゾール値を下げて、穏やかな気持ちを促進してくれます。この作用は、これらのサウンドが心拍数や血圧を下げるのに役立つというデータからも示されています。まさに、これらのサウンドを聴くだけで、ストレスや不安を取り除きリラックスする状態に導かれていくのです。
当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。