名古屋市瑞穂区の内科・消化器内科

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睡眠等の改善

[ 深呼吸のすすめ ]

 山下内科の山下です。今回は「深呼吸のすすめ」です。

この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘(直腸・肛門)に着目した新しい治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。

しかし、注意しなければいけないことは、便秘というのはは出口の便秘を治しつつ、良い便をつくる生活習慣の改善で良くなっていくということです。良い便をつくる生活習慣とは食事・運動・睡眠・ストレスなどの改善のことです。便秘解消には総合戦略で行く必要があるのです。それでは、睡眠等の改善についてです。

 深呼吸をすることで新しい酸素が体内に取り込まれます。脳に酸素がいきわたり、血液の循環が良くなります。深呼吸で酸素をたくさん取り込むことで、疲労の回復にも効果があります。

 また、深呼吸は自律神経を整えて副交感神経が優位になるため、便秘を解消することにつながります。自律神経とはさまざまな内臓に分布し、生命維持機能を調節している神経です。この神経は自分の意思とは関係なく、刺激や情報に反応して体の機能をコントロールしています。たとえば心臓は、24時間365日意識しなくても絶え間なく動いています。決して自分の意思で心臓を動かしているわけではありません。

 ところが、心臓と違って呼吸だけは意識して止めたり、深呼吸したりできます。呼吸は意識と無意識の中間に位置しています。ですから、意識してゆっくりと深い呼吸をすると、自律神経を調整することができるようになり、副交感神経が優位になります。副交感神経は、体と心をリラックスさせるのですが、胃腸の運動も活発にするのです。つまり、消化と排泄が促進されるので便通を促します。腸を動かして便を出すためには、副交感神経を優位にすることが効果的なのです。

 また、深く呼吸することで横隔膜が上下し、物理的に腸を刺激すると、腸の蠕動運動が活発になります。つまり、深呼吸を繰り返すことで横隔膜がよく動き、横隔膜に刺激された腸が活発になってお通じがよくなっていくのです。

 当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。

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