名古屋市瑞穂区の内科・消化器内科

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大人のトイレ教室

[ 排便しやすい所作 ]

 山下内科の山下です。今回は「排便しやすい所作」です。

この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘(直腸・肛門)に着目した新しい治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。

 便秘を改善するためには、トイレの入り方、排便しやすい所作、お尻の拭き方などの注意点があります。実は「大人のトイレ教室」が必要なんです。

スムーズな排便の姿勢として、よくおすすめされているのが、「ロダンの考える人」のポーズです。しゃがんで前傾姿勢になると、直腸と肛門の角度がまっすぐになり便が出やすくなります。ただし、直腸と肛門の角度や腸の大きさや形は人それぞれです。この姿勢だと便が出にくいという人は、自分に合った姿勢をいろいろ試してみると良いでしょう。状態を前屈するよりも真っすぐのほうが良い、のけぞった姿勢にすると最後の一押しが出てスッキリするという方もみえるのです。

「考える人」の姿勢で便が出にくい人は、かかとを少し持ち上げるのではなく、足の裏全体がしっかり床につくようにして、下半身を脱力してみてください。足の裏全体が床につかない場合は、足台や雑誌等を置き高さを調節してください。かかとを浮かすよりも、余計な力が抜けてリラックスでき排便しやすくなります。足裏を床につけて、太ももをおなかに引き寄せるようにして、状態を前傾させると排便しやすくなります。

実はこれ、和式トイレでの姿勢と同じです。和式トイレの姿勢は背骨がまっすぐになり力が入りやすくなる一方、長時間踏ん張ると足がしびれてつらくなります。洋式トイレでこれまで説明してきた姿勢で排便することで、無理なくスムーズにトイレをすませることをおすすめします。

 当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。

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