名古屋市瑞穂区の内科・消化器内科

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睡眠等の改善

[ 良い睡眠をとるための環境と所作 ]

 山下内科の山下です。今回は「良い睡眠をとるための環境と所作」です。

この度、当院では、便秘治療、特に出口の便秘(直腸・肛門)に着目した新しい治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。この治療法により、副作用なく治療が進められ、便秘は改善していきます。

しかし、注意しなければいけないことは、便秘というのはは出口の便秘を治しつつ、良い便をつくる生活習慣の改善で良くなっていくということです。良い便をつくる生活習慣とは食事・運動・睡眠・ストレスなどの改善のことです。便秘解消には総合戦略で行く必要があるのです。それでは、睡眠等の改善についてです。

良い睡眠をとるためには、寝室の環境や眠る前の所作なども重要です。

まず、概日リズム(サーカディアンリズム)つまり体内時計で、起きている時間と寝ている時間の調節をどのようにしているかというと、太陽の光を目に入れることでリセットしているのです。そうすることにより12時間~14時間後にメラトニンが分泌され、自然の眠りを誘ってくれます。朝起きたらなるべく早く太陽の光を浴びましょう。(但し、直射日光に顔を向けるときは目をつむって下さい。)

次は、夜のブルーライトをなるべく浴びないようにすることです。夜にブルーライトを浴びると脳は昼と判断し、体内時計に作用して睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制してしまい、入眠障害の原因になります。眠る前の1~2時間前にスマートフォン、パソコン、テレビを見るのをやめて、眠る時も完全に照明を消して眠ることが重要です。

国内外の研究で、運動習慣のある人には不眠が少ないことが分かっています。一回だけの運動では効果が弱く、習慣的に続けることが重要です。もし運動をしていないのであれば、悩むよりも身体を動かしたほうが心にも身体にも良い結果をあたえてくれるはずです。

最後に、眠る前の睡眠ルーチーンをつくるということです。わたくしたちの人間はの身体は、予測可能なルーチーンをおこなうことによって落ち着いてきます。

・毎晩同じ時間に寝て同じ時間に起きることです。これが理想ですが、どうしても夜更かしをしてしまうことがあります。その時は、起きる時間を一定にするとよいようです。

・眠る時に良かったことを考えるです。良いこと、感謝の念を頭に入れることによって脳がリラックスするのです。それによって落ち着きを感じ、睡眠が誘発されます。

・眠る直前にリラックスすることです。カモミールやレモンバームなどのハーブティーを飲んだり、ラベンダーやペパーミントのアロマオイルを使ってみてください。ストレッチや、ぬるめの入浴も効果的です。

 当院では出口の便秘に着目した新しい便秘治療法(ある座薬を使用)を提供することができます。

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